40代を迎えると、若い頃と比べて代謝が落ちてきたと感じることが多くなります。体型の変化、特にお腹周りや太ももなど、気になる部分が出てきたり、以前よりも運動が辛くなったりと、体力の衰えを実感することも増えるかもしれません。しかし、代謝を意識的に維持し、さらに向上させることができれば、体型を保つことは十分に可能です。特に、ピラティスは代謝を高めるために非常に効果的なエクササイズです。
この記事では、40代からの体型維持に役立つピラティスのエクササイズとその効果について詳しく解説します。代謝を落とさないための方法を学び、健康的な体型を維持しましょう。
目次
- 代謝が落ちる原因とは?
- ピラティスが代謝を高める理由
- ピラティスで代謝を上げるためのエクササイズ
- ローリング・ライク・ア・ボール
- スワン
- リフォーマー・プッシュ・アップ
- ショルダーブリッジ
- ピラティスで代謝を維持するためのポイント
- 40代からのピラティスの継続的な取り組み方
- まとめ
1. 代謝が落ちる原因とは?
代謝は、体がエネルギーを消費するプロセスです。20代の頃と比べ、40代に入ると代謝が落ちる傾向にあります。これにはいくつかの理由があります。
1.1. 筋肉量の減少
年齢を重ねるごとに、筋肉量が自然に減少していきます。筋肉は代謝を高めるために重要な役割を果たしており、筋肉が減ると基礎代謝が低下します。基礎代謝が低くなると、同じ食事をしていても、エネルギー消費が少なくなり、脂肪が蓄積されやすくなります。
1.2. ホルモンバランスの変化
40代になると、女性は特にホルモンバランスが変化します。エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの分泌量が減少することで、脂肪の蓄積や筋肉量の減少が進み、代謝が低下することがあります。
1.3. 運動不足
仕事や家庭の忙しさから、運動量が減少しがちな40代。特に有酸素運動や筋トレが不足すると、筋肉量が減り、脂肪が増えやすくなります。また、運動不足が続くと、体の柔軟性も低下し、代謝が鈍くなる原因となります。

2. ピラティスが代謝を高める理由
ピラティスは、体幹の強化と柔軟性の向上を目的としたエクササイズです。代謝を高めるためには、筋肉量を維持・増加させることが不可欠です。ピラティスでは、筋力を高めるエクササイズを中心に行うため、代謝の向上が期待できます。
2.1. 筋肉量の維持と強化
ピラティスでは、体幹を中心に全身の筋肉を使います。これにより、筋肉量を維持・強化することができ、基礎代謝を高めることができます。特に、ピラティスではインナーマッスルを意識的に鍛えるため、筋肉の引き締め効果もあり、痩せやすい体を作ることができます。
2.2. 柔軟性を高める
代謝を向上させるためには、血行が良好であることが重要です。ピラティスでは、筋肉を伸ばし、柔軟性を高めることで血流を促進し、代謝をサポートします。柔軟性が高まることで、体の動きがスムーズになり、エクササイズの効果も高まります。
2.3. ストレス軽減
ピラティスは、リラックスした状態で行うエクササイズです。深い呼吸と集中力を養うことができ、ストレスを減少させる効果があります。ストレスが少ないと、ホルモンバランスが整い、代謝が正常に保たれます。

3. ピラティスで代謝を上げるためのエクササイズ
ピラティスは、体幹を中心に筋肉を使うエクササイズが豊富で、代謝を高めるために非常に効果的です。以下のエクササイズを取り入れて、代謝を維持・向上させましょう。
3.1. ローリング・ライク・ア・ボール
ローリング・ライク・ア・ボールは、腹筋や背中を使い、体幹を鍛えるエクササイズです。このエクササイズは、代謝を高め、腹部周りの引き締めにも効果的です。
- 座った状態で、膝を胸に引き寄せ、両手で膝を抱えます。
- 体を後ろに少し倒し、バランスを取りながら、背中を丸めます。
- 息を吸いながら、軽く後ろに転がり、息を吐きながら元の姿勢に戻ります。
- これを10回繰り返します。
3.2. スワン
スワンは、背中やお腹、肩周りを強化するエクササイズです。全身の筋肉を使うため、代謝を上げる効果があります。
- うつ伏せになり、手を肩の下に置きます。
- 息を吸いながら、胸を上げて背中を反らせ、上半身を持ち上げます。
- 背中の筋肉を意識して、肩甲骨を寄せながら、胸を前に突き出します。
- 5秒ほどキープしたら、息を吐きながら元の位置に戻ります。
- これを10回繰り返します。
3.3. リフォーマー・プッシュ・アップ
リフォーマーを使ったプッシュアップは、上半身を強化し、代謝を高めるエクササイズです。体幹を使うため、代謝の向上にもつながります。
- リフォーマーの上で手をつき、肩幅に足を広げて、体を一直線に保ちます。
- 息を吸いながら、腕を曲げて胸をリフォーマーに近づけます。
- 息を吐きながら、腕を伸ばし、元の位置に戻ります。
- これを10回繰り返します。
3.4. ショルダーブリッジ
ショルダーブリッジは、臀部や腹筋、背筋を使うエクササイズで、代謝を上げると同時に、下半身を引き締めます。
- 仰向けに寝転び、膝を立てて足を肩幅に開きます。
- 息を吸いながら、お尻を持ち上げ、肩から膝までを一直線にします。
- その状態で数秒キープした後、息を吐きながら元の位置に戻ります。
- これを10回繰り返します。
4. ピラティスで代謝を維持するためのポイント
ピラティスで代謝を維持するためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 定期的に続ける:週に2~3回のピラティスを継続して行い、筋肉を強化しましょう。
- 全身をバランスよく鍛える:ピラティスは体幹を鍛えることを重視していますが、全身の筋肉を均等に使うことで代謝が向上します。
- 食事にも注意:代謝をサポートするためには、筋肉を維持するためのタンパク質を意識的に摂取しましょう。
5. 40代からのピラティスの継続的な取り組み方
ピラティスを始める際は、自分のペースで始めることが大切です。最初は週に1〜2回のレッスンから始め、徐々に頻度を増やしていくことをお勧めします。自宅でもできる簡単なストレッチやエクササイズを取り入れ、無理なく続けられるように工夫しましょう。
6. まとめ
40代からの体型維持において、代謝の維持は非常に重要です。ピラティスは、筋力を強化し、柔軟性を高め、全身をバランスよく鍛えることができるため、代謝を維持・向上させるのに最適なエクササイズです。定期的に取り組み、健康的な体型を維持しましょう!
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