岡山市北長瀬にあるピラティス専用スタジオ PILATES HOUSE です。
皆さんは「インナーマッスル」という言葉を聞いたことはありますか?最近雑誌やテレビ番組でもよく特集で挙げられていますね。
インナーマッスルは身体にとって必須の働きがありますが、それはピラティスで鍛えることができるのでしょうか?
ピラティスはインナーマッスルを鍛えることが出来ますが、実はインナーマッスル”だけ”を鍛えるわけではありません。
今日はピラティスとインナーマッスルの関係を詳しくご説明します。
インナーマッスルとアウターマッスルって?
インナーマッスルとアウターマッスルには明確な定義があるわけではありませんが、以下のように識別することが出来ます。
インナーマッスル
- 身体の奥にある
- 関節を支える
- 触ることが難しい
アウターマッスル
- 身体の表面にある
- 身体を大きく動かす
- 触ることができる
ざっくり言うと、インナーマッスルが身体を支える土台的な役割で、アウターマッスルが大きな動きをする役割を担っています。
自転車で例えるなら、インナーマッスルがネジでアウターマッスルがペダルというイメージです。
ピラティスで鍛えるのはインナーマッスルだけ?
ピラティスは間違いなくインナーマッスルを鍛えることが出来ます。
コアという身体の中心である体幹を中心に、身体の奥にあるインナーマッスルを強化して、姿勢が改善され肩こりや腰痛が楽になります。
しかし、ピラティスで鍛えられるのはインナーマッスルだけではありません。厳密には、インナーマッスル”だけ”を鍛えることは不可能なのです。
自転車で例えると明白です。自転車を漕ぐ時に、ネジ”だけ”を動かすことができるでしょうか?構造的に無理ですよね。
人も同じです。インナーマッスルとアウターマッスルはセットになっているのです。
人が動く時、必ずインナーマッスルとアウターマッスルが同時に働き、人本来の動きが出せるのです。
ピラティスではインナーマッスルを優位に鍛えられる!
では、ピラティスがインナーマッスルを鍛えられるというのは間違いなのでしょうか?
厳密には、”ピラティスはインナーマッスルを優位に鍛えることができる”と言えます。
上記でご説明したように、人が動く中では必ずアウターマッスルもインナーマッスルも同時に働きます。
しかし、従来の重たいものを持ち上げる・息を上げながらダッシュすると言うような運動は、アウターマッスル優位なのです。
アウターマッスル優位のメリットとしては、筋肉量増加による見た目の変化や代謝アップがあります。
しかし、アウターマッスルを鍛えすぎるデメリットとして強い力なので関節を歪ませてしまい、痛みやコリの原因になってしまうのです。
その際大切なのが、支えるインナーマッスルです。インナーマッスルがしっかり働くと、大きな動きの中でもしっかりと関節を支えてくれる為歪みが起こりにくく、デメリットを帳消しにすることが出来ます。
ピラティスは、そのインナーマッスルを鍛えることを優先的に行えるのです。
理由は軽い負荷です。ピラティスの動きは、自分の身体を支えながら行うものがほとんどで、その際に働くのがインナーマッスルなのです。
同じ運動の中でも、インナーマッスルをより優先的に鍛えることができるのが、ピラティスとインナーマッスルの関係性になるのです。
まとめ
ピラティスはインナーマッスルと深い関係があり、ピラティスを行うことでインナーマッスルにアプローチすることが出来ます。
しかし、それはインナーマッスル”だけ”を鍛えると言うことではありません。人が動く際には、必ずアウターマッスルも使われるからです。
しかし、従来のきつい運動ではアウターマッスル優位に鍛えてしまい、身体の歪みの原因となります。一方ピラティスは、軽い負荷で身体をコントロールする運動の為、インナーマッスルを優先的に鍛えることが出来るのです。
ピラティスで身体の奥にあるインナーマッスルをしっかり目覚めさせましょう!
PILATES HOUSE